Site Overlay

うちの犬ちゃん

この写真は私が小学校5年生になる頃に
父に買ってもらった犬ちゃんです。
彼の名前は「リキ」。
なんとこのいかにも「雑種」と見受けられるこの犬を
ペットショップで「柴犬子犬」と書いてある檻の中から
数匹いる中、一匹だけ顔の黒かった彼を
姉と私が気に入り家族の一員に…。
まったく顔の黒いこの犬のどこが「柴犬」だというのか…?
知識がないというのは本当にすごい事です。
でもこの「柴犬」とジャンル分けされていて
どう見ても柴犬じゃない彼が
18年も私たちの家族として家を守ってくれました。
彼は柴犬としてはあるまじき大きさにみるみる成長。
強く男らしい風貌は、散歩中すれ違う方に
「シェパード?」「秋田犬?」
など、おっかない大型犬に見えたようです。
「恐い〜」と小さい子には恐れられていました。
恐い風貌とはうらはらにわりと気が小さい。
神経質で繊細で慎重だけど
なぜか大きな犬にはかかっていく闘志がある。
苦手なものは子犬と子供、橋をわたる事。
おそらくA型。
犬は家族に順位をつける、と耳にしたことがありますが
リキの中での家族の順位付けとしては
(リキ的コメント付き)
1位→母 (ご飯くれるしやっぱりママしてくれるから)
2位→姉 (恐いから)
3位→父 (一家の大黒柱と認識)
4位→祖母(ご飯くれるけどボクのことはどうでもいいみたい)
5位→祖父(気が合わない、でもいやいやでも散歩してくれる)
6位→私 (こいつは一家で1番年下、とにかくボクのほうが偉い)
といったところだったと思います。
彼が若くてどうにも止まらなかったころ
彼は私を妹かなにかだと思っていたような感じでした。
しかしリキが13歳を過ぎたころ、、、
性格が本当に本当に変わりました。
若い頃の彼は素直じゃなくて愛想もあまりない、
といった感じの犬らしくない犬だったのですが
老犬になって本当に丸くなりました。
真っ黒だった顔も白い毛が増え、
妹扱いだった私にも甘えてきたり…、
本当に年をとると性格が変わるものなのですね…。
リキの最後は母と祖母と私の3人で見送りました。
本当に本当に辛くて辛くてたまらない日々が続きました。
でも時が経ち、
「先に天国に行っていた祖父と天国で
気が合わないながらも2人で散歩してるかな…、」
なんて思えるようになりました。
リキ以外の犬が飼いたいなんて本当に思えなかった。
散歩が面倒くさい、とか思われつつも
彼はなんだかんだいっていつも家族の中心にいて、
来る日も来る日も玄関の横で
しっかりと家を守ってくれていました。
出掛ける時に「リキ〜」と声をかけ
帰って来た時に「リキ〜」と声をかけることが日常。
声をかけるとかならず「ぬっ」と顔を見せてくれて
気持ちを和ませてくれたのものでした。
リキが死んでしまってしばらく経ち、
私の気持ちも落ち着いて来た頃から
街行く犬や猫が
かわいくてたまらなくなるようになりました。
もともと動物は好きなほうでしたが
リキのおかげでもっともっとかわいいなぁ、
と思えるようになったみたいです。
リキはいい犬ちゃんだったな。
もっといっぱいゆっくりお散歩してあげればよかった。
早く散歩を終わらせてしまったりしてごめんねぇ〜。

うちの犬ちゃん」への3件のフィードバック

  1. 恋のから回り♪ さんの発言:

    犬はホントに家族だよね♪うちも昔、飼っていたから良く分かるよ!感情も表現するし、機嫌のいい悪いも分かるしね。
    そう言えば、数年前、ある家庭に6週間ほど滞在した事があったんだ♪その2年前にもそこの家に2週間泊まって、そこの家の犬と初めて会った。2年ぶりで訪れたおいらをヤツは覚えていたんだ。まず第1ビックリ!で、6週間していよいよ明日帰るぞって日の晩、ヤツがおいらの部屋に来たんだ。部屋にフラっと来る事は時々あったんだけど、その晩はベッドの上に乗っかって朝までいたんだ!!
    「明日帰っちゃうんだねえ・・・。」って言う家族との会話を聞いてたんだねぇ。別れを言いに来たに違いないと、今でも思ってる。これが2番目のビックリさ♪
    最後のビックリはリキがまだ若かった頃、いきなり後ろからケツを噛まれた!!!これにはビックリ♪この時の歯形はまだ右のホッペに残ってる。(ウソウソ!見えないから!)
    あと、子供の頃、築地の叔母が飼っていた子供嫌いのタローにもよく食いつかれてた。行くたんびに吠えられておっかないんだけど、ついついちょっかい出して怒らせてたんだね。バカな子供だったんだ。
    なんだかんだ言っても愛すべき犬達である♪

  2. 330 さんの発言:

    我が家にも大事な家族の一員がおります。
    初代のわんこは17年がんばった。雑種なのに器量よしでプライドが高くて。『はな』と言います。
    その子が大往生した時には本当に本当に心から「ありがとう」の一言だけでした。
    我が家の場合は、居なくなったら、寂しくて寂しくて我慢ができなくてすぐに2代目を迎えました。
    2代目は『はる』と言います。甲斐犬の雑種です。
    2代目の『はる』は『はな』とはまるっきり性格が反対で。
    初めのうちは『はな』はこうだったのに『はる』はなんでこうなの?なんて思ったりもしました。
    それが1年経った今では、もし次に犬を迎えることになったら、また甲斐犬にしようと思う位、ハマってます。(笑)
    『はな』も『はる』もOnlyOne。
    どっちもかけがえのない家族の一員。
    でも、どうやら私も、『はな』にも『はる』にも自分より下だと思われているみたい…。

  3. mikiCo さんの発言:

    恋のから回りさん、330さん、
    書き込みありがとうございます!
    コメントが遅れてごめんないっ。
    恋のから回りさん、リキに噛まれたことがあるって!
    うわぁ〜、ごめんなさいっ。
    なんか、気に入らなかったのだろうか。
    大変申し訳ないっ!
    まったく関係ないけど私もかつて奈良に行ったとき
    鹿に噛まれたことがありマジで恐くて涙でました。
    330さん、甲斐犬という種を初めて聞きました。
    ネットで早速しらべてしまいました。
    ものすごいかわいいですね〜!
    330さんの書き込みの1代目の犬ちゃんのお名前を聞いて
    330さんがどなただか解りました!
    はなちゃんのカレンダーかわいかったですよね!泣けます。
    また、はるちゃんがやって来るという時の
    330さんも思い出しました。
    「今日は早く帰らなきゃ!」ととても嬉しそうだったことを
    覚えています。そうですね〜、ちょうど一年ですね。
    成長したはるちゃんの写真も見たいです〜。
    お元気そうで嬉しいです、書き込みありがとうございました!!!

330 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です