私には現在アメリカに住む3つ年の離れた姉がいます。
今は2児の母となり家庭と仕事とサーフィンに生きる
パワフルな人生を送っていますが
若い頃の姉はかなりファンキーなおねーちゃんでした。
姉のファンキーさ加減についたあだ名の数知れず。
小学生の頃の姉は
クラスメートの男の子に「たこ」と呼ばれ
妹の私はなぜか「たこ」の妹ということで
「いか」と呼ばれました。
でも姉を「たこ」と呼んでいた男の子は
姉に「さる」と呼ばれていたので、
まぁいい関係だったのだと思います。
そりゃぁ、もぉ、姉妹喧嘩ときたらすさまじいものでした。
普通の姉妹って喧嘩とかするのでしょうか?
それこそ血を見る勢いで
毎日のように喧嘩していた時期もありました。
おそらくは相当くだらないことで…。
でも喧嘩するのになんかいつも一緒にいたのですよね…。
姉は二十歳で渡米し、
高校生だった私は初めて姉の偉大さに気がつきました。
進路に悩み、恋に悩み、思春期特有の反抗期、
いつも喧嘩しつつも姉が力になってくれていたんだ、
と遠く離れて気がついたのです。
無くしてしまったものがやかんだったら、
なんとか新しいやかんを買ってこれるけど、
姉は買ってこれない。
その時が、姉という頼れるファンキーねーちゃんからの
一人立ちの瞬間だったのかもしれない。
それからというもの
姉との喧嘩は私の記憶では一度だけです。
今、何と戦っているか…、何を大切に生きているか…、
一番わかりあえている年の近い同性がいると思うと心強い。
離れていてもやっぱり姉は頼れるのでR。
私は一生妹なのでR。
それでいいのでR。
しかしあの頃…、
胸ぐらをつかむほどの姉妹喧嘩を仲裁する母親の気持ちを考えると
大変申し訳ない限りでR。
くーーーーーっ、ごめんなさーーーーいっ。